加計学園問題 今治市 私有地36億5千万円無償提供 建設費96億円負担

「完成予想図と建築確認の図面が違う」と詰め寄る市民(左)。顔をしかめる秋山企画課長(正面)=23日、今治市

「市民を愚弄するにも ほど がある」「市長と(市議会)議員は加計からワイロをもらってるんじゃないのか?」…

加計学園の誘致で揺れる今治市。住民が行政と議会の「説明を聞く会」(主催:実行委員会)は冒頭から怒号が飛びかった。主催者が菅良二市長と市議会議員全員に招待状を送ったにもかかわらず、誰一人として出席しなかったからだ。

加計学園問題は、安部による政治の私物化(利益誘導)である。

今治市は加計学園・岡山理科大学獣医学部の誘致に市有地(36億5千万円)を無償提供し、施設建設費(192億円)の半分(96億円)を援助する。(※愛媛県が32億円を出さなかった場合、今治市が96億円を丸々負担することになる。その公算が確実)

今治市の試算では、獣医学部誘致によって年間3000万円の税収増が見込めるというのですが、これでは元が取れるまで320年もかかってしまう。千葉県銚子市と同じような状況になることを危惧するのです。銚子市の財政は破綻寸前ですが、その大きな原因となったのが、加計学園系列の千葉科学大学を設立するための補助金支払いでした。

千葉科学大学建設による銚子市の税収増は、水道利用料などの財政効果が年間2億6000万円ほど。一方、建設費支払いのための地方債負担は年間4億6000万円で、年間2億円の負債を20年間分増やす要因になった。

結局、銚子市は千葉科学大学のために77億5000万円を投じたあげく、40億円も赤字を増やして財政破綻寸前まで追い詰めらた。安部の政治の私物化のために(自分が親交のある(献金元)加計学園への利益誘導のために)同じことが今治市でも起きるのである。

そして、今日の説明会で最大の問題点となったのは、

市民がいくら要望しても、大学建設の「見積もり」と「設計図」を市側が出さないことだ。加計学園の誘致を所管する今治市企画課の秋山直人課長は「文科省に認可申請中のため今は公開できない」と答えた。

見積もりと設計図を専門家が見れば、校舎などの建設に192億円もかからないことが分かる可能性がある。今治市は96億円も出す必要がないことが白日の下にさらけ出されるかもしれないのだ。

192億円(=今治市負担96億円)は加計学園の「言い値」ということである。そして、加計学園から自民党に多額の賄賂が流れている。

何も知らない、無知な今治市民の男性は「国がお金を出してくれると思っていた。説明されていないがどういうことなのか?」と、市に質問し詰め寄った。秋山課長は「周知不足は反省すべき」と答えたが、今治市は、初めから市民には説明するつもりはない。

同じように加計学園を誘致した銚子市の野平匡邦市長(当時)によれば、千葉科学大学(2004年開校)誘致の際も、加計学園は銚子市に土地の無償譲渡と建設費95億円の援助を要求してきた。最終的には土地は無償貸与で、建設費の援助は77億5千万円とすることで落ち着いた。

銚子の95億円と今治市の96億円は偶然の一致だろうか? 土地の無償譲渡要求も偶然の一致だろうか?

加計学園問題は「第二の森友」と言われる。昨年10月のことだった。今治市で国家戦略特区の指定も受けておらず、当然土地は今治市の所有であるにもかかわらず、加計学園がボーリング調査を行った。しかも市の職員は立ち会っていなかったというのだ。

きょうの説明会で秋山企画課長は、事実を認めたうえで「事前調査ということで承認した」と苦しい言い訳をした。

後になって「ゴミが出てきた。除去の実費として1億数千万円を負担してくれ」なんて言い出される心配はないだろうか。

今治市は加計学園誘致で「中心市街地の活性化」などとバラ色の夢を描くが、経済効果について突き詰めて質問していくと、市側は「3千万円程度の税収効果しかない」と答えた。

「132億円(土地と建設費)出して、3千万円か!?」。主催者の一人は、目を真っ赤にしていた。

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