胃がんで無駄死にしない技術 (2)

ピロリ菌の検査方法
内視鏡を使う検査方法
内視鏡を使う方法では、胃の中の様子を観察すると同時に内視鏡により採取した胃の組織を用いて行う。
A「迅速ウレアーゼ試験」、B「鏡検法」、C「培養法」の検査
A 迅速ウレアーゼ
内視鏡検査のときに、胃の中から2か所から組織を採取する。そして、ピロリ菌のもつ酵素のはたらきで作り出されるアンモニアの量を調べて、ピロリ菌がいるか調べる。判定には、1時間~2時間かかります。
B「鏡検法」採取した組織を染色して顕微鏡で観察することによりピロリ菌がいるか調べる。
C「培養法」採取して組織を培養してピロリ菌がいるか調べる。
内視鏡を使わない検査方法
A 抗体測定
血液や尿を採取してピロリ菌に対する抗体の有無を調べる。
B 尿素呼気試験
朝空腹時に、炭素の同位元素からできているユービットという錠剤(尿素製剤)を飲み、一定時間後、吐き出された息を調べてピロリ菌を調べる。
C 便中抗原測定
便を採取してピロリ菌抗原があるかどうか調べる。
ピロリ菌の病気
慢性胃炎 → 萎縮性胃炎 → 腸上皮化生 → 胃 癌
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、機能性胃腸症、胃ポリープ、突発性血小板減少性紫斑病、未分化型胃がん
除菌療法を始まるとおこる副作用
軟便、下痢、味覚異常などの副作用がおこる場合がある。発熱、アレルギー反応など
ピロリ菌の除菌、胃炎で健康保険がきく
何故、保険がきくようになったかというと、胃がんになったあとの方が、圧倒的に金がかかるからだ。手術・抗がん剤治療に比べると除菌した方が安いということになる。しかし、よく注意してほしいのは、胃炎が進行してからの除菌は胃がんになるリスクを30%~40%減らすことが出来たにすぎないということです。ピロリ菌を抗生物質で除菌したら、2か月に1回は病院に行って除菌が成功したかチェックをするべきです。
ピロリ菌の除菌薬を飲んだ人は、「もう大丈夫だから」と健康診断で胃カメラを断る場合がある。だが、それで結果として発がんに気づかず、胃がんの発見が遅れて亡くなってしまう人もいる。
残念だが、除菌による胃がんの予防効果は100%ではない。ピロリ菌検査で陽性だった人は、除菌後も胃がんになっていないかを調べるために、一年に一回定期的な内視鏡検診が必要です。
※ 世界保健機関(せかいほけんきかん、英: World Health Organization, WHO、仏: Organisation mondiale de la santé, OMS)は、人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関(国際連合機関)である。略称は英語式(WHO)と仏語式(OMS)で異なる。日本をはじめ多くの国では英語略称のWHO(ダブリュー・エイチ・オー)が多用される。
1948年設立。本部はスイス・ジュネーヴ。設立日である4月7日は、世界保健デーになっている。
WHOでは「健康」を「完全な身体的、精神的及び社会的 福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」(WHO憲章前文)と定義しており、非常に広範な目標を掲げている。
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