甲状腺がんになった福島の女性の告白~まだ何も終わっていない


2017年3月現在、制御不能の福島原発

2016年5月 甲状腺がんを患った女性(当時21歳)は、匿名を希望に多くを語りたがらない福島の中で起きているがんについて初めて沈黙を破り、語り始めました。

福島は、原発事故以来、173名の甲状腺がんが確認、または疑いが持たれています。(補足: 2017年現在では460名)

恐怖を助長する代名詞にされている福島の甲状腺がん患者さんたちは、もはや “出る杭は打たれる” 状態になっています。

甲状腺がんの発症率は、特に子供においては、一般的に発見される数十倍もの数になっています。子供は、老人と違って細胞の分裂が早いので、ガンも倍の速度で増殖するのです。子供を福島にいさせるということは、処刑するということに近いこと意味する。

しかし、政府は、このがんの増加は福島の子供達全員のスクリーニングをしたので通常ならデータに出ない潜在的な数が上積みされただけで、原発事故による放射線の影響ではないと言っています。

❝ いまの状況の中、厳格で調和志向の日本社会では、なかなか声を大にして話す人は多くないのが現実です。匿名を希望するのもこう言った風潮があるからです。
でも、同じように感じている他の方たちもいますので、私は話すことにしたんです。 ❞

と彼女は、話しました。

彼女は情熱的に看護学校の先生である今の自分の仕事について話しましたが、同時に深い不安を感じています。

❝ 私は結婚できるんだろうか?生まれてくる子供は健康なんだろうか? ❞

国連原子力影響科学委員会ら医療団体は、福島よりも酷かった1986年のウクライナのチェルノブイリ原子力発電事故後の周辺地域に放出された放射線とがん発症が明らかに関係していると認めています。福島で同様に起きている病気に彼女は苦しんでいます。

福島についての国際的見解は、原発事故によってがんが上昇することはないだろうとの予測ですが、一部の研究者からは、甲状腺がんの上昇は事故に関係していると信じられています。

政府は、2011年3月の津波と地震の後に、18歳以下の福島県内に住む38万人のスクリーニング検査を命じました。そのうち約38%がまだ検査されておらず、現在は18歳から21歳のうち75%が検査されています。

彼女は、検査を恐れて錯乱する恐れのある他の検査対象者や特に子供を助けたいと思い、自分が先に検査に来たと言いました。

彼女は自分の病気が原発事故によるものかどうかは分かっていませんが、安全のため子宮がんなど可能性のある病気もチェックするつもりです。

❝ わたしは、すべての人、そして特に子供たち全員が、病院に行って検査して欲しいと思っています。みんな、検査は大変でそれほどリスクもないと思って行かないのです。 でも、私のがんは早期に発見されて、それが重要であることを知りました。❞

甲状腺がんは、治癒可能ながんですが、一部の患者は生涯投薬が必要で、定期診察もしなくてはなりません。

彼女は、甲状腺の腫瘍を一つ取り除き、鎮痛剤以外は投薬せずに済んでいます。しかし、ホルモンバランスの不均衡で疲れやすい体になりました。

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