土石流で300人死亡、行方不明者多数=村のみ込む―中国四川省

【北京時事】中国西部の四川省茂県で24日午前5時45分(日本時間同6時45分)ごろ、大規模な土石流が発生した。

中国メディアによれば、地元政府は同日夜、住宅62戸が埋まり、6人を遺体で発見、112人が行方不明になっていると発表した。正午ごろには、夫婦と生後1カ月の女の子が救出され、3人とも軽傷だという。

中央テレビ(CCTV)が人民解放軍の情報として伝えたところによると、山の上部で発生した土石流は幅400メートル、長さ2キロに達した。土石流は村を丸ごとのみ込み、土砂が付近の川を2キロにわたってせき止めた。道路約1.6キロも埋まった。現地では20日から雨が降り続いていたという。

CCTVは救出された家族の夫の話として「午前5時ごろ子供が泣きだしたのであやしていると、土石流が家の中になだれ込んできた」と伝えた。

中国政府は特別重大災害と位置付け、習近平国家主席が被災者救出に全力を挙げるよう指示。王勇国務委員をトップとする政府の対策チームを現地に派遣した。

茂県は、チベット高原東南端の山間地域にあり、少数民族が多く住むアバ・チベット族チャン族自治州に属する。省都の成都市からは北に約190キロ。2008年5月に発生した四川大地震の震源地・※(※サンズイに文)川県にも隣接する。現地の村では1933年8月に発生したマグニチュード7.5の大地震により11のせき止め湖ができ、観光名所にもなっていた。

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